会社を経営するにあたり、財務会計と管理会計のどちらを重視すべきかと考える方もいるかもしれません。結論から言えば、どちらも重要なものですので両方を重視する必要があります。
ただ、両方の目的・用途は違います。それぞれどのような目的のために重視する必要があるのかを、理解することが大切です。
財務会計の目的
企業の経営状態を、利害関係が発生する外部関係者へ公開する目的を持ちます。そのため、きちんとルールが定められており、そのルールに従って行われます。財務会計には、「情報提供機能と利害調整機能」という二つの機能があり、以下のような役割を果たします。
情報提供機能
企業と利害関係にある関係者に対し、自社の経営状況の情報を提供する機能です。投資家が財務会計で企業の経営情報を入手し、投資を行うかどうかの判断をする資料として用いられます。
利害調整機能
経営者と利害関係者(株主)の利害を調整する機能です。会社の利益を上げるという義務を持つ経営陣が、自分の利益ばかりを追い求めてしまってないか情報を公開することでチェックでき、利害が調整されます。経営者と株主の利害を調整する他に、株主と債権者の利害を調整する機能も持ちます。こうした調整を行うことは、対立を未然に防ぐことにつながります。
管理会計の目的
財務会計が外部に向けてのものであるのに対し、管理会計は企業内の資料としての目的を持ちます。企業内の資料のため、それぞれの企業が持つ経営理論に則った作成方法で作られ、作成時のルールはありません。会計管理の情報は、様々な資料(事業計画書・取締役会の資料など)に利用され、企業がどのように経営を行っていくのか、どう経営改善を行っていくのかを決める際にとても重要なものです。
当社では財務会計・管理会計をはじめ、売上処理・仕入処理・予算管理、部門管理など様々な角度から見直すことで改善方法をご提案し、企業が成長できるようサポートいたします。
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