銀行から資金を借り入れるだけでは、根本的な資金繰りの改善にはなりません。企業全体で収益改善に取り組むことによって、資金繰り改善の方向性も見えてきます。収益改善は、売上高の増加・固定費の削減・変動費の削減が基本です。その中から重要なポイントをいくつかご紹介します。
1. 売上高の増加
顧客ニーズをつかむ
時代と共に顧客ニーズは変化するものです。マーケティング力を強化し、顧客ニーズを正確につかむ必要があります。
顧客満足度を高める
当たり前のサービスを提供するだけでなく、お客様の期待を超えるサービスを提供することが重要です。
営業力を強化する
売上高を増加させるためには、営業力の強化が不可欠です。提案力を磨く、営業話法を身につけるなど、量と質の両面から営業力を強化しましょう。
2. 固定費の削減
家賃・人件費の削減
社員数の多い企業、一人当たりの人件費が高い企業は、自社に合った方法で人件費を削減し、労働分配率を適正値に保つ必要があります。
広告宣伝費の削減
広告宣伝費は、費用対効果を十分に考えた上で支出するべきです。ホームページの場合は、検索エンジン登録や相互リンクの実施も欠かせません。その際もコストパフォーマンスを考慮することが重要です。
社内にコスト削減を浸透させる
特に、新規顧客開拓のためのコストが必要な営業部門においては、業務管理の徹底や社内研修の実施などで、費用対効果の意識を浸透させることが大切です。
3. 変動費の削減
材料費を下げる
仕入れルートを見直し、より安い材質への転換を考えましょう。加工ロスを少なくするなど、仕入れた材料の無駄を減らすことも大切です。
仕入を適正化する
売上の季節変動が多い企業では、在庫増減を考慮して仕入れ予算を立てることが重要です。過剰在庫は資金繰りにも影響を与えますので注意しましょう。
経理代行を検討する
社内で行うよりも経理代行のほうが安い場合は、積極的に経理代行(外注)を活用しましょう。ただし、本当にコストダウンできるのかどうかはしっかりと確認することが大切です。
収益改善を行い、さらにもっと事業に専念されたい経営者様には経理代行のご利用をおすすめします。東京近郊で経理代行をお探しの方は、東京都中野区沼袋駅から徒歩1分にあります経理事務東京へご相談下さい。経理事務東京では経理代行はもちろん、財務・管理会計、原価管理対策などの収益改善コンサルティングを行っております。ご質問やご依頼は、いつでもお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡下さい。ご相談・お見積もりは無料でご対応致します。