株式会社経理事務東京(中野区沼袋駅)

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代表インタビュー

株式会社経理事務東京 代表取締役 ⼤橋 正明

会社の進む⽅向性を⾒極める管理会計

管理会計とは⽿慣れない⾔葉ですが、どのような会計か教えてください。

少し専⾨的な話になりますが、会計には「財務会計」と「管理会計」があります。

「財務会計」はどの会社も導入している会計で、これは法律に従って納税額と配当⾦額を決めるためのものです。

 

⼀⽅、「管理会計」は、会社のお⾦がどこにどのように流れているか確認し、今後、どんな⼿を打てば良いかを分析するためのものです。
⾔い換えるなら、「会社が進む⽅向性」を⾒極めることに活⽤する会計です。

⼤橋さんご自⾝はどこで管理会計を学ばれたのですか?

上場企業の飲⾷店チェーンでマネジメントをしていて学びました。
実は、その前に⽗の営む内装業を⼿伝っていたのですが、自分を磨きたいという思いから、マネジメント⼒を重視する⼤⼿飲⾷店チェーンで修業することを決意しました。

 

その会社は上場企業でしたので、マネージャーには確実に利益を確保するという使命が課せられていました。

利益を確保することを第⼀に掲げると⼈件費を削ることを考えて店舗運営が雑になる傾向がありますが、私はオペレーションの⾒直しとサービスの向上によって利益を確保し、同時に地域に貢献できる店になることを⽬指しました。

毎月、月初に提⽰される管理会計帳票である前月の月報と、日々の業務とを付け合わせながら、オペレーションを改善し、利益を確保することを学びました。
この経験が現在に活きていますね。

御社の「会社の取り組み」に掲げておられる「地域社会に貢献する」とは、具体的にはどのようなことですか。

例えば、レストランは⾷事をする場所ですが、お祝い事など晴れの場を引き⽴てるような場になることもあるわけです。
しかし、同じ地域にあるのにあまり使いたくないというお店も、残念ながら存在します。
やはり、地域の皆で利⽤できる、便利に使える、安⼼して使える。そういったことがレストランにとっての地域貢献という考えです。
いつも気軽に使えて、お祝い事などの晴れの日にも利⽤できる。そのような安⼼と信頼のある店づくりが、売上を上げる⼤事なファクターだと考えていました。
多くの事業で同様の考え⽅が当てはまるのではないでしょうか。

 

事業を通じて地域やお客様に貢献することで、会社の利益を上げる。
その「経営は利益と貢献の両輪が⼤切」という私の価値観は、飲⾷店チェーン勤務時代に育まれた気がします。きちんと利益を上げなければ会社を存続させることはできず、お客様のご期待に添うこともできません。利益を上げることはお客様のためでもあるのです。

 

お⾦の管理を通して⽇本を元気に

外⾷産業から、現在の道に進んだきっかけはなんだったのでしょうか。

実は、30 代半ばに、体を壊して動けなくなってしまった時期がありまして、会社復帰するために最善を尽くしたのですがどうしても難しく、退職を余儀なくされました。これからのことを考えたとき、とにかく何をするにもお⾦の管理は⼤切だから、会社でマネジメントの修行をして学んだ管理会計の知識を活かせる仕事をしようと決めました。
その後は税理⼠事務所に勤めながら学び、自分の修得できる範囲の資格を取得し、専⾨性を⾼めていきました。

企業理念に「日本を支える中小企業を元気にする」とありますが、そのあたりをお話しいただけますか。

日本には技術⼒や商売のノウハウがたくさんあるにもかかわらず、この 30 年間はデフレの影響があり、チャレンジしにくい外部環境が続いてきたと思います。
しかし、そのような環境下でも、地道に頑張っていらっしゃる会社はとても多いと思います。
その中でも日本の企業の 80%以上を占める中小企業が元気になれば、日本全体が元気になるだろうし、私自⾝も⼀緒に元気になっていきたいと願っています。
そして、事業が魅⼒的であって、その会社の社⻑の給料が今よりも上がれば、後継者の⽅たちは「自分が引き継いでいこう」と思ってくれるのではないかと考えています。
そうなれば未来の日本が明るく元気になるだろうと思うのです。
そのために、収益改善は⼤切です。
収益が上がれば納税額も増えますが、それが社会のインフラ整備に使われ、⼦どもたちの⽣活や地域が潤います。地域が潤えば巡り巡って企業が潤います。

 

このようにして経済が循環していきます。
私には 4⼈の⼦どもがいますので、⼦どもたちの未来が明るくあってほしいと強く願っています。

 

夫婦そろって地域貢献。仕事、地域、すべてがつながる

奥様のとも⼦さんから、PTA や町内会でも夫婦ご⼀緒に活動されていると伺いました。

町内会や⼦どもの学校の PTA 活動は、妻のライフワークというか趣味ですね(笑)。
妻が先で、私はあとから参加するようになったのですが、私は PTA 会⻑を務めさせていただきました。

 

そのとき妻が副会⻑を務めていましたが、PTA への⽗親参加が少なかったので驚かれる⼈もいました。私は「求めていただけるのならお引き受けしよう」という気持ちでした。
誰かに求められるのはうれしいことですし、求められるうちが花だと思って地域のお役に⽴てるように努めています。
町内会も妻が先で、私は周囲の⽅々からお声をかけていただいてから活動するようになりました。

PTA や町内会の活動を通じて得られたものはなんでしょうか?

「すべてがつながっている」という感覚が強くなりました。
⼦どもと共通の話題や、地域との関わりだけでなく、活動の中で磨かれる⼈間性も得られたと思います。
また、地域の⽅々が考えていることには、経営者の考えとは異質なところがあります。でも、それが仕事に活きていると感じます。
仕事との両⽴が⼤変な側⾯もありますが、経験するすべてのことがどこかで必ず役に⽴っている実感がありますね。

何よりの支えは、お客様の喜ぶ姿

お仕事をするにあたり、これだけは譲れないと思うことを教えてください。

リスクの話は誰もが聞きたくないのは重々承知していますが、事業を行っていくうえではリスクを知らずに進むことのほうが、リスクが⼤きいと思います。
なぜなら、知らずに活動していると、そのリスクに触れてしまうかもしれないからです。知らずに触れてしまったリスクのダメージは⼤きいものです。
つまり、リスクを知ったうえで経営するほうが、リスクを回避しながらさまざまな活動ができるということです。
ですから、経営者にはさまざまなリスクについて知ってほしいと思っています。

 

それと、よくお⾦の使い⽅つまり投資について、次のようなたとえ話をします。
坂道でボールを下に投げると転げ落ちて、ボールは戻ってきません。
でも、坂の上のほうに投げると、ボールは自分のもとに戻ってきます。
ボールが雪の上を転がる雪⽟だとすると、上⼿に転がせば雪だるま式に⼤きくなって戻ってきます。
会社のお⾦も同じで、かけた資⾦が⼤きく戻ってくるところはどこかを分析して⾒つけ、そこにかけることが⼤事です。

 

私はお仕事をするにあたり、こうしたリスクの知識や投資の重要性についてお話しするようにしています。

お仕事での喜びについて教えてください。

やはり結果が如実に⾒える仕事なので、⼀番の喜びはお客様の企業の成⻑です。「売上が上がった」「利益が上がった」と喜んでいらっしゃる経営者様の姿を⾒ると、喜びもひとしおです。
そして、それを経営者様が当社の社員に共有してくださり、⼀緒に喜ぶ瞬間は最⾼ですね。

 

それと、収益改善が進み、後継者の⽅が跡継ぎを決意してくださったときも、「よかった!」と非常にうれしく思います。

 

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